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“買わなければよかった時計”はあるか。

今まで時計を色々と購入しては売却するというのを繰り返してきましたが、“買わなければよかった”と後悔したものは、ほとんどありません。

購入に関して言えば、僕は「多少の無理をしてでも、欲しいものは妥協せずに手に入れる」というのをモットーにしています。今まで購入した時計で、妥協で購入したものは非常に限られ、そのため後悔が少ないのだと思いますね。ただ、購入して短期間で飽きてしまったものもあり、そういうモデルに限って差損が大きく、売却に苦労した、というのはあります。それでも、「これは自分には合わないものだった」と分かるわけで、何も得ていない、とは思いません(勉強代は高くつきますが)。

例を挙げると、ヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーシーズクロノグラフは僕にとって非常に勉強になった時計です。まず、それまで使用していた、ロレックスやブライトリング、オメガの時計とは一線を画する仕上がりに感嘆しました。具体的にはサテン、ポリッシュの組み合わせ、エッジの処理でマルタ十字をモチーフとした、非常に頑強でありながら立体的で美しいブレス、ケースの面取りや裏蓋の帆船のエングレービングなどなど(文字盤のブルーラッカー塗装は好みの別れるところかと思いますが)。サイズも42mmでしたが装着感もよく、ラグジュアリースポーツウォッチの片鱗に触れることができ、非常に良いモデルだったと思います。ただ、カジュアルとの相性はあまりよくなく、どこか時計だけ“浮いている”感じがしていました。また、ヴァシュロン・コンスタンタンを知る人は少なく、ロレックスよりも“目立たない”ことが、当時の僕にとっては耐えられませんでしたね。結局、数ヶ月で売却に至るわけですが、差損が大きくショックでしたが、手元を離れて「ほっとした」気持ちがありました。今から振り返れば、自分には“まだ早かった”のだと思います。オーバーシーズはロイヤルオークよりもコンサバティブで、押し出し感もあまりないためか、僕にとっては非常に難しいモデルだと感じていますね。ただ、これも手に入れて使用してみたからこそ、わかったことです。腕時計とは不思議なもので、どんなに素晴らしいと思っていても、実際に使用してみると自分にマッチしない、ということがあります。

僕はこれからも、こういった経験を繰り返していくのだ、と思います。

写真 2014-05-09 18 20 29

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